コストも心地よさも諦めない。「失敗しない家づくり」に必要なたったふたつのこと

  • 2023年2月24日
  • 2023年2月24日

こんにちは、足立建築代表の足立です。

浜松市で工務店をしながら、国土交通省の「省エネ住宅技術講習」講師などを歴任し、地域の住宅会社さんに省エネルギーで快適な住まいのつくり方をお伝えしています。

家づくり検討中のあなたは、もしかしてこう思っていませんか?

「家にお金をかけすぎるのは避けたい」
「コスパ・タイパのよい家づくりをしたい」
「でも住まいの快適さは譲れない!」 などなど。

今回は、家づくりで失敗・後悔しないためのポイントをレクチャーしたいと思います。ぜひご覧ください。

\ 告知 /

2/26(日)に弊社が建てたコスパ最良の住宅
「かたのいえ」の見学会を開催します。

この記事が参考になったらぜひ
こちらも見学にいらしてください。

かたのいえ紹介ページはこちら(最後に申込フォームがあります)

家づくりの不安が大きい理由

たくさんの方からご相談をいただきますが、一番大きいのは「建てたいけど、不安なんです…」という言葉。

これ、私もよくわかります。

幸せな生活を実現するためのマイホームなのに、不安が大きくて一歩踏み出せないのはなんだかモヤモヤしてしまいますよね。

もっと言えば、その不安はちゃんと解消して、清々しい気持ちで家づくりに向き合いたいですよね。

そのためには、まずあなたが実際何に不安を感じているのかを認識しましょう。きっと多くを占めているのは「お金の不安」ですよね。

・毎月10万円以上のローンを払い続けられるのか
・3千万円とか4千万円する買い物をしていいのか
・景気も悪くて物価も上がっていて大丈夫なのか
・金利も上がっていくらしいし逆風…
・給料全然上がらないし住宅購入は無理そう

例えば、こんな感じでしょうか。

人間はリスクや変化を嫌う生き物なので、ネガティブな意見はけっこう思いついてしまうんですよね。

危険を察知するのは動物の本能ですからよいのですが、まず、その思考があなたの幸せの実現を邪魔している可能性についても意識しておきましょう。

一方で、家づくりをすることで得られるものもたくさんあります。

・夏も冬も快適に過ごせる
・災害があっても家族を守れる
・電気代の高騰の影響を受けづらい
・家事の時間が半減する(もっと減るかも)
・子どもを健やかな環境で育てられる
・本物の自然素材に触れられる
・太陽熱や通風などの恵みを得られる
・庭を眺めて暮らせる
・雨の日も楽しみになる
・友達を家に呼びやすくなる

などなど。

お金の不安を乗り越えたら、その先には素敵な暮らしがあるわけです。

そして、お金の不安というのは、しっかり向き合うことで解決できるものです。ローンを払い続けられるかどうかは、ライフプラン(資金計画)をしっかり建てればいい。

光熱費の上昇は、高性能な家を建てることでプラスに働きますから、その収支も計算すればいい。

物価高も、経済情勢を見れば今後も上がり続けるのが自明なのだから、今のうちに大きい買い物をしておくほうが賢い選択だったりする。

給料だって、育児が落ち着いてから奥様がフルタイムで働く計画にすると、ローン返済はかなりラクになります。

そうやってひとつずつ不安を解消していくことが、裏を返せば、人が幸せに近づくための行為なんですよね。

住宅会社選びに必要なもの

お金の不安を解消した上で、次にハードルになるのは住宅会社選びです。

住宅会社も意外と数が多く、大手ハウスメーカーだけでも10数社、地域の工務店も大小さまざまですが浜松市だけで100社を超えているはずです。

住宅建築は断熱や気密など専門的な要素も大きいですから、お客さんが比較検討するのはなかなか難しい部分もあります。

価格やデザインなど、分かりやすいバロメーターだけで判断してしまうのも無理はありません。

でも、ほとんどの場合、価格が安い家は住まい手にとって「負債」になりますし、デザイン性が実際の暮らしに良い影響を与えてくれる部分も限定的です。

これから何十年と暮らしていく中で、安い部材はどんどん劣化していくし、その手入れには余分なお金がかかります。歳を取れば、好みも変わるし、似合う家も変わります。

あなたが、暮らしていく上でもっと重視したいのはなんでしょう?

それは「暮らしやすさ」ではありませんか? 暑さや寒さなどストレスを感じないことや、痒いところに手が届く収納など、ある意味で「当たり前」と言える部分。

そういう目線で、あなたのマイホームづくりを見つめ直してみてほしいのです。

そしてここからが本題なのですが、住宅会社選びで重要なのが「体感」です。なぜなら、家づくりで後悔しているのは、ほとんどが体感していない人たちだからです。

「あの営業マンはあったかいって言ってたのに」
「HPには断熱性能●●って書いてあるのに」
「この断熱材ならあったかいって思ったのに」
「調湿できるって言われたけどジメジメする」
「この部屋はいらなかった」
「思ったよりも暮らしづらい…」
「数年経つと床がボロボロ」

全部、事前に体感していないからそうなっているんですよね。

家づくりを勉強した上で、気になる会社を見つけたら体感に行く。そう心がけてもらえるとよいでしょう。

ただ、体感と言っても、住宅会社が管理している展示場やモデルハウスは微妙です。空調にかなりの光熱費や設備コストをかけている可能性があります。

意匠や間取りもハイグレードにしているはずですし、修繕やクリーニングも頻繁にしているでしょう。でも、それって実際の住まいとかけ離れていますよね?

ですから、実際の住まい手さんの家を見学する。それが一番だと私は思います。

展示場に行って体感したつもりになるのではなく、住まい手の目線に立てる実際の住まいを見学し、心地よさや使い勝手を疑似体験してみてください。

まとめ

今回は、家づくりで失敗しないためのポイント2点をお伝えしました。

① お金の不安は、向き合うことでひとつずつ解決する
② 住宅会社選びは実際に体感することで判断

あなたの家づくりの参考にしていただき、素敵なマイホームを実現してもらえたら嬉しく思います。

ちなみに、最初に告知しましたが、2/26(日)に弊社が建てたコスパ最良で快適性も兼ね備えた「かたのいえ」も体感見学会を開催します。これまでにもたくさんの来場者さんに好評をいただいている住まいです。

本当の意味での快適さや暮らしやすさ、機能美を実感してもらえると思いますし、20坪という建坪でも十分広々と暮らせるということも分かるはず。

住まい手さんも家の中を案内してくださるので、聞きたいことがあったら何でもどうぞ。住んでいるからこそ伝えられることもあるでしょう。

もちろん、快適さを実現できる住宅性能や設計手法については、私たちプロにお聞きいただければと思います。

とても貴重な機会だと思いますし、こういった情報(住まい手の本音や設計技術)を無料で手に入れられる機会は多くありません。

今のところ「かたのいえ」は月イチペースで見学会を開いていますが、お施主さまの住まいですから、いつまで公開できるか分かりません。

それに、冬の暖かさ体感をするなら嘘偽りなくこれが最後のチャンス。ぜひこの機会にお越しください!

かたのいえ紹介ページはこちら(最後に申込フォームがあります)

P.S かたのいえは浜北区にあるので、あなたがお住まいの地域によっては少しご足労いただくことになってしまいます。ご承知おきください。